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「燃料タンクコーティング」 担当の ホリウチのコラム
2009年3月29日

テーマ 「燃料タンクコーティングは難しい!洗浄編」



前回に引き続き、コーティング施工についてのお話です!

実は当社においての「燃料タンクコーティング」の費用の大部分は「洗浄」なんです。

ちょっと不思議に思われるかもしれませんが「サビ取り」や「コーティング」といった作業はコストがあまりかからないんです。

「洗浄」とは塗装でいうところの下地に当たります。つまり、下地が完璧でなければコーティングの仕上がりも当然悪くなります。汚れが落ちないままサビ取りをしても完全には取りきれないので無意味になってしまいます。

では、「汚れ」とはいったい何なのでしょうか?

答えは「燃料が変化してできた物質+サビ」なんです。

燃料、特にガソリンは長期間動かさないでいると・・・なぜか原料である石炭に戻ろうと変質、底に溜まっていきます。シンナーに似た揮発する成分はタンクの内壁にへばりつき結晶化している場合もあります。同時にサビが発生していますが、変性物質と色が似ているので見分けがつかなくなっています・・・最悪の場合、タンク内部はこのようになっています。ガソリンは満タンであろうが動かさない以上、結果は同じです。

(なぜだか「満タン状態だとタンクは錆びない」と思っている人々が多いのでハッキリ言わせていただくと「錆びづらい」というだけです。けっして「錆びない」ということはありません。科学的にはどうなのかわかりませんが、私の経験ではガソリンが多かろうが少なかろうがサビる時はサビます!)

汚れの質によって洗浄剤を変えたり、洗浄剤を加温したり・・・と様々なノウハウがあるのですが、それでも落ちきらない汚れがある場合は燃料タンクを切開して洗浄することもあります。スクレッパー等で直接こそぎ落とすこともあります。神経質・・・といわれても仕方ないぐらいに洗浄作業を行います。

タンクを切る事に抵抗がある方もおられるとは思いますが、そこまでやらなければコーティングは不可能なんです。

このような「汚れ」が付着していては高品質なコーティング剤もはじかれてしまいます。無理に作業を推し進めれば、年月が過ぎ「トラブル再発!」といったことが簡単に想像できますよね?

「洗浄」には非常に手間と時間がかかるのがお分かりいただけたでしょうか?

逆に「汚れていないタンクであればコストがかからない」ともいえます。新品への施工であれば洗浄やサビ取りが不要なのでかなりお安く仕上げることが可能です。ひどくサビていたり汚れているタンクを修理する前にダメモトで新品の部品を調べてみることをオススメします。